未経験から採用されるWebエンジニア面接質問対策
未経験からWeb業界に飛び込むとき大きな関門となるのが面接です。
私自身当時は
「どんなことを聴かれるんだろう・・」
「質問はどんなことをすればいいんだろう」
と不安な気持ちでいっぱいでした。
そんな中私自身未経験ながらも希望のWeb制作会社にフロントエンドエンジニアとして転職を成功させました。
一部上場企業不動産営業職からフロントエンドエンジニアへの転職実話
なので今回は私が
- 実際に面接で聞かれたこと
- どんな逆質問をしたか
- これだけは言っちゃダメだったな
という点について書かせていただきます。
また私自身フロントエンドエンジニアを目指しながらもプログラミングスクールでWebプログラミングスキルを学んだ経緯もありバックエンドエンジニアやアプリケーションエンジニアの面接も受けた経験があります。
それぞれの職種で面接時に聞かれることはあまり変わりがなかったのです。
理由としては基本的に未経験エンジニアに関して企業側は技術力を求めていることは少なく、あくまでその人の人間性は企業文化にフィットするかで選んでいます。
ですので、フロントエンドエンジニアを志望している方のみに限らず、未経験からWebエンジニアを志望している全ての方にお役に立てる内容でないかと思いますので、ぜひ最後までご購読いただければと思います。
転職面接時によく聞かれた質問5選
20社程度応募し5社から内定いただいた経験を元に、Webエンジニア採用面接でよく聞かれる質問を5つにまとめてみました。
1.なぜ前職をお辞めになったのですか?
これはWeb業界に限らず転職活動では必ず聞かれるものです。
理由とはしては退職理由を尋ねることによって面接相手の仕事に対する考え方や、ストレス耐性がどのくらいあるのかを知ることができるからです。このストレス耐性を知るという意味では昔新卒採用でよく行われていた「圧迫面接」にも言えることですね。
この時、退職理由をネガティブに伝えてしまうのはNGです。
例えば人間関係が上手くいかず退職したとしましょう。その場合直接「前職の上司と人間観が上手くいかずに辞めました」と伝えたとしましょう。その場合面接官としては「うちの会社にもし入社してくれたとしても合わないと思う人がいたらすぐ辞めてしまうのではないか」という心情になってしまいます。
なので仮に人間関係で辞めてしまったとしても転職理由はポジティブに変換しましょう。
例えば私の場合はモノづくりが好きでWebという世界で最新のものを作り続けられる人間になりたいと思い前職を退職しました、と伝えていました。
2.なぜIT業界の中でもWebをやりたいのですか?
IT業界の中でもWeb以外にも業務系など様々な選択肢があります。
なぜWeb業界に惹かれたのかという点はよく面接で聞かれました。
私は前職時にWebからのお問い合わせが多かったことからWebというものに大きな可能性を感じていました。
なので私は
というように伝えていました。
3.このポートフォリオを作った理由を教えてください
正直面接においてポートフォリオについて具体的に聞かれることはそこまで多くありませんでした。
例えば
「ここの機能はどのように実装しましたか?」
「一番こだわったページを見せてください」
など言われたことはほとんどありませんでした。
ただ、なぜこのポートフォリオを作ったのかという点については必ず聞かれました。
これは近年TwitterやInstagramのクローンアプリケーションやプログラミングスクールでの制作物をポートフォリオとして提出する方も多いようで、聞かれる質問なのではないかと考えています。
エンジニアという仕事は常に社会課題やクライアントの課題を解決するためにITという力を使ってモノづくりをする仕事です。なのでただ言われた業務をこなす人間ではなく、自分の頭で考え、課題意識を持てる人間である必要があります。
そのため、自分なりにポートフォリオを使って社会をどうよくしたいのか、どんな人々を幸せにしたいのかまで考えてポートフォリオを作成したかを面接官は聞きたいのです。
そのため私は面接時は
という風に自分なりに感じた課題を作成理由として話していました。
4.プログラミングでつまづいたとき、どのように解決していますか?
プログラミング初心者に限らず、エンジニアは毎日エラーと戦っています。そのため業務中もエラーと向き合う場面は非常に多くあります。そのためエラーが起きた時どのような行動をするのかはエンジニアとして働くうえで非常に重要です。
私の場合は
と答えていました。
これは私の考えですが、30分間調べてわからないものはおそらくそのまま何時間も詰まってしまい時間の無駄になります。なのでそうなる前にわかる人に聞くというのがベストな選択ではないかと私は思います。
ただしすぐ人に聞くのは絶対にNGです。業務でもそのように行動してしまうと、先輩社員に迷惑をかけてしまいますので、最低限自分なりに調べる姿勢を見せ、その後聞くといった姿勢が大事です。
5.他の人より得意なことはありますか
この質問も多かったです。これはただ得意なものを聴いているのではなく、それはどのような努力で得意になったのかということを聞かれています。
エンジニアというのは常に勉強が必要な仕事です。そのためエンジニアという仕事は日々の努力が必要なのです。
私の場合、
と答えていました。努力をし、得意になったことを答えるととても印象がいいと思います!
転職面接時に使える逆質問
逆質問というのは基本的に面接の最後に面接官から「最後に何か質問はありますか?」と聞かれます
ここでは私が実際にした逆質問を2つ書かせていただきます。
1.御社に入社して最初に行う業務はどのようなものになりますか?
実際に業務内容を聞いておくことで業務にスムーズに入りやすくなりますし、面接官に対してもすぐに業務に入れるような準備をしっかりしてくれる子という印象を与えられますので、おススメです!!
2.入社する前に勉強しておいた方がいいことや身につけておいた方がいい技術はありますか?
会社によって使用する技術は異なりますので、この質問はその会社に入社する覚悟などを伝えることができます。
私の場合は
- CSS設計でBEMの書き方になれること
- sassを身につけておくこと
- gitに慣れておくこと
の3つを伝えられました。
これを勉強してから入社したので、スムーズに実際の業務に入ることができました。この質問は採用に至った場合双方にメリットがあるのでおススメです。
転職面接時にこの言葉、絶対言っちゃだめ
実は今回執筆にあたって私が一番伝えたいのはここです。
エンジニア面接において言っちゃいけない言葉が私はあると考えます。意外に見落としがちなのでここは徹底的に注意してください。
それは「成長するために仕事を通じて勉強したい」という言葉です。
これ一見して凄く成長意欲も見えて良い言葉に見えます。実際に私もしっかり考えるまでこの言葉を言っていました。
ただこの言葉って今の私なら分かるのですが、甘いです。なぜ甘いのか。
だから、成長するために勉強するというのは「当たり前」なんです。そのために仕事が終わった後や土日に勉強するのは「当たり前」。Webの業界に未経験から飛び込むというのはそれくらい厳しいものなのです。「休みの日くらいだらだらしたい、遊びたい」という方はもしかしたらエンジニアに向いていないと今なら思うくらいエンジニアは自分の自由な時間を使い勉強しています。
少し厳しいことを言いましたが、面接において成長するために勉強したいというのは、
「そんな当たり前のことを言われても」
というマイナスな印象を与えてしまう可能性が高いと私は推測しています。
私自身、今フロントエンドエンジニアという立場で採用面接を行うことがあるのですが、この成長したいというワードをいう方は非常に多いです。
但し、面接していて
- 「はやく成長し貢献したい、そのために日々勉強を怠りません。」
と貢献という一言加えるだけで、この人は自分の技術を磨きたいだけでなく、会社の利益に一日でも早く貢献してくれるのではないかと期待してしまいます。
なので成長を自分のためだけではなく、自分と会社のためという言い回しをすることが大事です。
全力を尽くせばあとは縁
いかがでしたでしょうか。皆さまの面接の助けになれば嬉しいです。
最後に、不採用が続いたとしても落ち込む必要は全くありません。それはその会社にあっていないだけで、あなたの人格ややってきたことが社会に否定されたわけではありません。
ですので落ち込まず日々勉強を続けあなたを迎え入れてくれるご縁がある会社様を探しましょう。体調に気を付けながら、自分にあった会社に出会えるよう行動をしてみてください。
この記事はここまでです。