・自分が何をやりたいか、何に向いているか分からない
・副業しようと思っても何をやればいいか分からない
・副業やってみたけど何か続かない
- 副業選びにおいて自分をマーケティングする重要性が分かる
「苦しかったときの話しをしようか」の本を読んだことを整理して記事を作成していますので参考になれば幸いです。
「苦しかったときの話をしようか」とはどんな本?
この本はUSJが売り上げ低迷、このままではヤバい、という時期にUSJに転職しV字回復、USJ再建をしたマーケターの森岡 毅さんという方が書かれた本になります。今は起業されて「株式会社 刀」というマーケティング会社の代表取締役をされています。
ポイントは、就職活動を控えた娘さんに向けてキャリアとは何か、仕事とは何か、自分に合った仕事を探すとはどういうことなのか、と自分の我が子に向けたメッセージとして書き綴っているという点。
どういう仕事をすべきか、どういう会社を選ぶべきかが分からない、という主に就職活動中の学生向けに書いた本です。
「苦しかったときの話をしようか」から読み変えたこと
自分の中に基準となる「軸」がなければ、やりたいことが生まれるはずも、選べるはずもない。
自分が成果を出せる仕事を選ぶにはどうすべきか、という観点で書かれた本と僕は読みとりました。
副業で成果を出すにはどうしたらいいか、という観点で読みかえたということ。
この本から副業選びの観点や継続できるにはどうすべきなのか、ということを噛み砕いてみました。
不正解とは自分にとって決定的に向いてない仕事に就いてしまうことである
なんか稼げそうだから、という理由だけだと続かない。副業も色々あって、本業以外の時間を使うわけなので向いてないこと、やりたくないことは成果が出しにくいわけです。かといって自分が好きだ!と心から思えることにもそうそう出会えない。
じゃあどうするか。それでもやりたいと思えることが自分の中にあるのならそれを実現させるために
- 自分をマーケティングする
その手段をこの本から読みとりました。
「苦しかったときの話をしようか」から副業に活用できる3つのポイント
- 1:全体構造を知る
- 2:自分の軸を知り目的に合う仕事を自分で選ぶ
- 3:そこで職能を磨く
以上の3つのポイントを説明します。
- 1:全体構造を知る
まず副業の種類と内容を知る。その上で業界構造も調べる。
ライター、Web制作、プログラミング、Youtube、ブログ、データ入力、オークション、デザイン制作、投資、セドリ、講師業・・・
ググれば色々出てきます。
労働型、投資型
という違いも出てくるでしょう。
労働型であれば誰でもできる仕事であれば即金性はあるが単価は安く、スキルが高く真似できる人が少なくなれば単価が上がる。
投資型であればお金を多くかけるか、時間をかけるか、のどちらか。時間をかけるにも他人が真似しにくいスキルと掛け合わせると伸び率も変わります。
Web業界はどのような構造になっているのか、将来性はどうか、実際働いている人から話しを聞いてみる。フリーランスと会社員の両側面から話しを聞いてみる。ネット情報だけでは偏りがあることを知る。業界構造を多面的に調べてみる。
メリットデメリット含めて全容を知る努力をする。
- 2:自分の軸を知り目的に合う仕事を自分で選ぶ
自分の軸→自分に向いていることを知る。考えることが好きなのか、制作することが好きなのか、人に何かを教えることが好きなのか、自分が苦もなくできることを知る。
目的に合う→自分がどうしたいか、将来的に大きく稼ぎたいのか、スキルを身につけていろいろな人に貢献したいのか、転職・起業を視野に入れているのか、など。
自分で選ぶ→誰かがいい、悪いと言っていてもその理由・背景は何かを知る。それが自分にも当てはまるのかどうかを判断する。人に依存しない。
- 3:そこで職能を磨く
ある程度時間をかけてその仕事のスキルを学ぶ、そして実務を経験する。
仕事内容・その仕事の業界の全体構造を知り、その中で自分が向いていること・好きなことが実現できる、経験が積めることを選択し、鍛錬する。
自分軸をまず考え自分の向き不向きを的確に捉えることができた人がスキルを研鑽すれば副業を継続できる。
まとめ:自分が環境を選択するという意識をもとう
人間は、みんな違って、極めて不平等
平等ではない、と言い切る著者。だからこそ自分に与えられた条件をきちんと認識して勝負していく、ということを言いたいのだと思います。
あの人はできてるな、いいな、と思っても自分ができるかどうかという視点を持つ。与えられた条件が違うという認識を持って行動するということ。
この本は、自分の強みを知る方法についてもロジカルに説明されています。マーケターという視点で自分をマーケティングするという本。環境を知り、自分を知り、自分の闘う場所を自分で選択する。その方法論について書かれた本。
アラフォーの僕がこの本を読んでみて、会社員が長くなるほど会社の環境や周りの人の意識に流されているのが普通になっているという日常。自分の向き不向きを見直し自分の武器となるスキルを研鑽する、ということを忘れていないだろうか。そんなことを考え直すいいキッカケをくれた本です。
- 他の人ができているから、活躍しているから、という仕事は自分に合っているとは限らない。
- 他の人ができていないから、周りの人でやっている人がいないから、という理由で自分がやらない理由もない。
最近読んだ本の著者はみな
- 好きなことを仕事にするのが最大の成果を出す手段である
と言っています。好きなことなんてそうそう見つかるものじゃない、そう思ったら見つからない。イヤじゃないな、やってみた、成果が出た、感謝された、好きになってきた。そういう流れから好きになっていく、ということもあります。最初から好きで向いていることがあればいいですけどもね。
自分が環境を選択する、そのためには選択したいと思える仕事を選ぶ。仕事を選ぶためには業界構造、仕事の内容を知る努力をする。
本を読んで普通の感想を述べるのもどうかと思ったので副業と絡めて整理してみました。思考の整理法としてまた続けてみたいと思います。
この記事はここまでです。