・Web制作会社と面談するってどんなこと聞かれるの?
・面談のとき何が必要?
・面談ではどんなことに気をつけて話しをしたらいい?
- Web制作会社との面談内容とその後案件受注する流れが分かる
実体験をベースに記事を作成していますので参考になれば幸いです。
副業につなげるWeb制作会社との面談手順
実績作って、ポートフォリオサイト作って、名刺作って、いくつか制作会社にメールすると、何社かから
一度会いましょう
と返信がきます。
※Web制作会社への営業方法詳細は、副業でWeb制作会社から案件獲得する手順【6つの手順で紹介】に書きましたのでそちらを見てください。
本業があって平日日中動けないことは営業メールに記載しておいてください。その前提で、以下の流れで案件受注まで進みます。
- 1:面談予定日を決める
- 2:面談日に制作会社にいく
- 3:面談をいい雰囲気ですすめる
- 4:面談終了後案件を待つ
以上がざっくりの流れです。上記流れで記事を書いていき自分の実際の面談事例を最後に書きます。
1:面談予定日を決める
メール営業の後、制作会社から返信がきます。
来社できますか?
とメール返信きたらガッツポーズです。とりあえずポートフォリオサイトの実績を認めてもらえた、ということになります。
このブログは平日日中は本業をしていて副業する、という私の体験談を発信していますのでもちろん来社は平日業後になります。これは前述しましたがメール営業の内容にも「平日日中お会いするのは難しいです」という一文を入れておきましょう。
わざわざ業後に会ってくれるの?と思うかもですが会ってくれます。大丈夫。感謝の気持ちを伝えつつ平日業後に面談を設定してもらいましょう。なるべく早くいけるようその日は残業なしで調整しましょう。
2:面談日に制作会社にいく
当たり前ですけど面談日になったらアポイント時間に制作会社に行きましょう。本業後なので必然的にスーツ姿になります。相手は制作会社なのでラフなビジネスカジュアルスタイルででてくる場合が多いです。なのでこちらもビジネスカジュアルでもいいです。下記画像の感じですね。
清潔感があって信頼できそう、と思ってもらえればOK。
持ち物は
- 名刺
- 予定が分かるもの(手帳かGoogleカレンダーみたいな予定管理アプリ)
- 筆記用具(その場で何か書くことは少ないけれど予定を書く必要があったりする場合)
でOK。ポートフォリオサイトを営業メールで送っているので相手はパソコンを持ってきてそのポートフォリオサイトを見ながら面談になることがほとんどです。念のため自分のパソコンを持っていってもいいです。僕は持って行かなかったけどもポートフォリオサイトを自分のパソコンで見せたい、と思うなら持っていってもいいかも。
面談で案件が進む場合があるので予定が分からないと受けることができません。予定管理している手帳やカレンダーアプリは必要ですね。
3:面談をいい雰囲気ですすめる
小規模制作会社、個人事業主の場合は社長自らでてきます。10人以上いる会社はディレクターや制作担当の方がでてくる傾向にあります。
- 名刺交換する
- 自己紹介、自己アピールをする
- 制作会社業務内容や今求めていることを聞く
- 制作会社側から質問される
- こちらから質問する
- 必要契約関係の話しをする(だいたいNDA)
ざっくりこんな流れです。それぞれ印象よくなるように面談をすすめましょう。
名刺交換する
会社員していればこれは普通にできますね。面談をしていただくことに感謝の気持ちを伝えながら名刺交換しましょう。
自己紹介、自己アピールをする
- なぜ今回メールしたのか
- 何ができるのか
- 何ができないのか
- 何を強みとしているのか
だいたいこんな内容を話します。ポートフォリオ を送ってアピールはしているのでその内容を補足する説明をする、というイメージ。
例えば
私は、本業は別にありますがWeb制作のスキルを身につけ制作活動をしております。
フリーのWebデザイナー(コーダー)と思っていただければいいかと思います。御社のホームページを拝見しお役に立てるのでは、と思い問い合わせをさせていただきました。
私は、Webデザイン、HTML、CSS、jQueryのスキルを持っております。制作実績はポートフォリオサイトにのせている通りです。コーポレートサイトのように整然としたサイト制作に強みがあります。
ただ、javascriptなどのプログラミング言語を自由に使えるというわけではありません。平日日中別の仕事があるため平日夜、土日の対応となることはご理解いただければと思います。
こんな感じですね。
めちゃ簡単に書きましたけども、
なぜこの制作会社に興味を持ったか、自分は何ができるのか、何を強みと思っているのか、
をより具体的に言えるとなおよしです。
あと自分は実務経験無し、副業という状態でありながらも、無料で対応した案件をバリバリ実務案件ぽく言ったり副業という言い方ではなくフリーランスよりな言い方にしたりしました。自信なさげに話すよりもポートフォリオ の実績レベルはできるんだぞ、それをみて面談してくれてるんでしょ?という感じの方が相手も安心感はあるのかな、と思っています。誇張しすぎはよくないですけどね。別の全然違う仕事を日中していることは言いますし。
要は頑張りますよ、僕は本気ですよ、というのが伝わればいいかと。
副業だったらお願いしても適当になっちゃうかもな、と思われないことです。
制作会社から業務内容や今求めていることを聞く
自分の話しをする前か後に制作会社側から
どんな会社でどんなサービスを提供していて、どのようなパートナーを求めているか
など制作会社側の自己紹介があります。何を期待しているのかをしっかり聞きましょう。
制作会社側から質問される
経験上以下のことを聞かれます。
- いくらくらいで受けてもらえますか?
- 平日日中に緊急対応はできますか?
- 週何時間くらい制作の仕事ができますか?
- 納期はどれくらいで対応できますか?
- 実案件(お客様がいる案件)を対応したことありますか?ディレクションはできますか?
- 他のスキルは対応できますか?
- 経験年数はどれくらいですか?
- 今後のやりとりはメールではなくチャット(Chatworkとか)で連絡取れますか?
あとは、将来どうなりたいか聞かれることがあります。独立するんですか?とか。(今は考えていません、と言っていました)
それぞれ自分はどう言っていたかというと
いくらくらいで受けてもらえますか?
→駆け出しフリーランスの相場感を掴んでおきなんとなく1ページコーディングだとこれくらい、という金額は言うものの、御社既定料金に従います、と言う。(正直最初は相場もよく分からないから)
平日日中に緊急対応はできますか?
→平日日中は対応はできません。と言う。(実際できないから)
週何時間くらい制作の仕事ができますか?
→平日業後の時間、土日祝日で対応できます。と言う。実際副業時間が算出できているのであればその時間を言う。
納期はどれくらいで対応できますか?
→どれくらいのボリュームの案件でどれくらいの納期を希望されることが多いですか?と逆に聞く。(最初は工数計算もあまりできていないから。1ページコーディング案件で3日とか言われたら自分ができるかどうかを考えてみる。)
実案件(お客様がいる案件)を対応したことありますか?ディレクションはできますか?
→自分はあるのでYESと回答する。もし模写実績だけでここまで来ている場合は「無い」と答えればいい。
他のスキルは対応できますか?
→無理はせずできないものはできないと言う。最低限HTML、CSS、jQueryのスキルがあれば仕事をもらえます。
経験年数はどれくらいですか?
→ちょっと盛る。勉強開始日からのトータルを計算して言ってみる。
今後のやりとりはメールではなくチャット(Chatworkとか)で連絡取れますか?
→YESと言う。Chatworkをやっていなかったら無料でアカウント作れるので作れば問題無し。
費用の相場が最初は悩みます。安く見積もりすぎても微妙だし高すぎると案件もらえなさそうだし、みたいな感覚。
副業月10万円稼ぐための案件内容【案件2件受注すれば可能】に実務案件金額を書いたので参考にしてください。
ただ、最初は分からないから御社既定料金に従います、でいいとは思います。制作会社によっても料金違うでしょうし。
こちらから質問する
気になることは聞きましょう。
どんな案件を外注することが多いですか?とかどんなことを期待していますか?とか
必要契約関係の話しをする(だいたいNDA)
NDA= 秘密保持契約書を取り交わして欲しい、と言われることは多いです。エンドユーザーさんの情報を漏らさないこと、という内容の契約書。後日郵送します、とか言われます。
4:面談終了後案件を待つ
面談が終われば、あとは連絡が来るのを待つだけです。面談中に案件の話になることもあれば、1、2週間後に来ることもあれば1ヶ月くらい後で来ることもあります。案件開始までにNDAを取り交わす郵送手続きをすることもあります。
案件いただけた制作会社側から継続的なお付き合いになったときに自分の良いところをそれとなく聞いていくことにしましょう。
経験した実際の面談例
ここからは実際の面談はこんな感じ、というのを自分の実体験でご紹介します。
案件受注した面談例
①個人事業主との面談
メール後1ヵ月くらい間をおいて返信アリ。ディレクターを専門にしている方で40代個人事業主。一緒に仕事をしていたコーダーが突然連絡がとれなくなったとのこと。
WordPressできますか?といわれたので「できます!」と回答しすぐにカフェで面談兼案件の打合せ。
デザイナーは他にいてその方とは別の日に打ち合わせ実施。既存サイトリニューアル案件でWordPressテーマの改変(phpファイルを修正、新デザイン通りにコーディング実施)。
②5名程度のWebマーケティング会社との面談
制作会社に出向きディレクターと面談。急遽案件が入り担当する人がいなかったタイミングで連絡があったので面談をもうけた、とのこと。デザイン案件であり2パターンほど制作してほしいと言われる。
③20名程度のWeb制作会社との面談
メール後、一度お越しください、との返信が2,3日後にアリ。
制作会社に出向きディレクターと制作担当者2名で面談。面談後、1週間程度でコーディング案件依頼あり。psdファイル(photoshopデータ)を送ってもらいコーディング実施。
案件をもらえなかった面談例
①5名以下のWebマーケティング会社との面談
社長と面談。同い年くらいかも。ランディングページ案件をあるような話しで面談が終わり、その後連絡無し。
②5名程度のWeb制作会社との面談
メール後返信アリ。面談日程を決める。社長面談(30代前半と思われる)。マンションの1室で制作している。その後、NDAまで契約をとりかわすも連絡なし。
③5名程度のWeb制作会社との面談
社長と営業担当の面談。社長はまだ20代と思われる。繁忙期があるのでそこで人が必要。土曜日に調整してくれカフェで面談。その後連絡する、ということだったが連絡なし。
ただ、面談で社長と色々話しをし起業した経緯を聞けたのがよかった。制作会社に1年ほど勤めていたが賃金滞納が続いたのでそのまま独立したということ。
例外案件→面談無しで案件受注
メール営業して案件受注するのに必ず面談するかというと違う場合があります。
メール営業後、すぐに案件が始まるパターンです。
これは自分も驚きました。メール後、Chatworkに連絡のやりとりを移行しその後案件の話しがチャット上で展開されそのまま内容と納期が決まるという。電話もしないので先方の声を聞くこともありません。
50名程度のWeb制作会社でやり取りしている相手がディレクターなのか制作責任者なのか分からない状態で進みました。コーディング案件なのでデザイン通りにしてくれればいいよ、という案件。
進めていくなかで分からないところをチャットだけで聞くのが難しい状況になることがあり、急遽電話してはじめて声を聞くという状態でした。チャットの文章だけで依頼内容を理解するにはちょっと難しい場合があります。
チャットだけで仕事できるのでどこにいても問題なし、ということを実感しました。
まとめ:信頼されるように面談でアピールしよう
面談してくれる、ということは何かしら外注したい案件がある、ポートフォリオサイトを見て外注できそうだな、と思っているということ。
- 案件に対応できるスキルがあるかどうか →HTML,CSS,jQuery,photoshop,Illustratorなどのスキル
- 案件を任せても問題ないか →基本的なビジネススキル、連絡の取りやすさ、など
に対して回答できれば案件もらえます。
面談してくれるところは面談しまくると案件重複してきます。一度断ると案件もらえなくなるので最初はそういうときもあります。しんどい!と思うときもあります。でも最初は踏ん張りましょう。
1度は試しでやってもらおうか、と思って最初は様子を見て依頼してきます。
全力だしましょう。いけるね、と思ってもらえれば次の案件がきます。
信頼されることが大切。信頼されるためにはどうしたらいいかを考えるということ。
継続的なお付き合いになれば月10万円を安定的に稼ぐことは簡単です。
この記事はここまでです。
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