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副業でWeb制作会社から案件獲得する手順【6つの手順で紹介】

ユズト
Web制作スキルを身につけてすぐWeb制作会社に営業して副業として案件を受注できました。

・Web制作会社に営業する流れってどんな流れ?

・営業する際に必要なものって何?

・具体的な営業方法を教えて!

このような悩みに対して本記事を読むことで以下のようなことを知ることができます。
  • Web制作会社から案件を受注する手順が分かる。

実体験をベースに記事を作成していますので参考になれば幸いです。

副業でWeb制作会社から案件獲得する手順

Web制作の仕事のとり方7選【副業で案件獲得!】

でもお伝えした通り、「Web制作会社に営業する」という方法で案件を継続受注できています。

「パートナー募集していませんか?自分はこんなことができます」とメールするだけ

とこの記事では書きました。これだけだと簡単すぎてどうしたらいいか分からないかもしれないのでもっと詳しくこの記事では書きます。

知り合いから案件もらうのも継続案件になりにくいし、クラウドソーシングも競合多すぎでしんどい、という方にはオススメの方法です。

「Web制作会社に営業する」方法の手順は以下の通りです。

  • 手順1:制作実績となる制作物を作る
  • 手順2:ポートフォリオサイトを用意する
  • 手順3:問い合わせ用のメールアドレスを用意する
  • 手順4:名刺を用意する
  • 手順5:アポイントリストを作る
  • 手順6:リストアップした制作会社にメールする

制作会社と仕事をすれば、副業月10万円稼ぐための案件内容【案件2件受注すれば可能】でも書いた通り、色々な案件を経験できます。

手順について説明する前にまず制作会社側はどういう人材を求めていて何を知りたいのか、を書いてみます。

制作会社はどういう人材を求めていて何を知りたいのか

制作会社はどういう人材を求めていて何を知りたいのか

制作会社側の立場になってみて、

どうして外注したいのか、どういう人に外注したいのか

を考えると分かりやすいかと思います。

どうして外注したいのか

・作業を外注することで人件費を抑制したい
・不得意分野を外注したい(個人事業主の場合)

どういう人に外注したいのか

・任せるに十分なスキルがある
・ビジネスマナーがしっかりしている

 

制作実績をまず作る必要があるというのは、

・不得意分野を外注したい→不得意分野をカバーできる実力があるか
・任せるに十分なスキルがある→任せても問題ないスキルを持っているか

を証明するために必要ということ。何ができて何ができないのかを制作物で証明するわけです。

あと大切なのは、

・ビジネスマナーがしっかりしている

ということ。出会った個人事業の方が、フリーで仕事をしている人は2,3割は突然消息が分からなくなることがある、と言っていました。基本的なマナーがあるか、見た目の印象や人間性、も判断されます。ポートフォリオで記載する説明文、問い合わせ時のメールの内容、面談時の印象、で判断されるということ。

 

・作業を外注することで人件費を抑制したい

については、細かくて小さい案件は他の制作会社に外注に出すには費用的に見合わない、でも社員の負担を軽減したい、ということがあり個人に外注したいと思っている会社もあります。また、繁忙期にだけ外注要員が欲しい、と思っている会社もあります。繁忙期に合わせて人材を抱えていても案件が少ない安定期には固定費(人件費)が厳しくなるからです。

ただ、個人に外注すると納期を守らない、突然いなくなる、というリスクも考えています。

上記を考えながら、手順をふんでいきます。

手順1:制作実績となる制作物を作る

制作実績となる制作物を作る

これはどのような営業にも必要なことですが、

アピールできる制作実績

を作りましょう。

練習で制作した模写サイト、オリジナルデザインで制作したサイト

がアピールできる実績となります。

スクールに通っていれば中間課題、卒業制作物が実績になります。少なくとも3個から5個は制作実績は欲しいです。

僕は、

スクール課題1つ・スクール卒業制作物1つ・セールスパートナーとの案件1つ・模写サイト2つ

を実績として選びました。(僕はポートフォリオサイトをオリジナルデザインで作ったのでそれも実績になっています)

コーディング案件だけを受注する!と思うなら
サーバーにアップした模写サイトを3個から5個くらいアピール

すればいいと思います。コーディングスキルが分かればいいので模写サイトだけでも大丈夫です。ある程度動きのあるサイトを選ぶといいですね。

デザイン案件を受注する!と思うなら
オリジナルデザイン(コーディング無しでいい)を3個から5個くらいアピール

するといいですね。

手順2:ポートフォリオサイトを用意する

ポートフォリオサイトを用意する

次はポートフォリオサイトを用意しましょう。

ポートフォリオサイトとは、自分が作った作品を紹介したサイトのことです。何ができて何ができないのか、は制作物を見ることで分かるからポートフォリオは必ず必要です。言葉だけで、こんなスキルあります、といっても本当かどうか分からないですよね。

ポイントは、あまり細かすぎず要点を分かりやすく書きましょう。忙しい企業担当の方が見ることを想像しながら、必要な情報を見やすく分かりやすく書く、ということ。

ポートフォリオサイト必要情報

自分をアピールするためのサイトなので、自分がどんなことをできるかをアピールしないといけません。どんな内容を書けばいいか列挙してみます。

・氏名

・顔写真(あった方がどんな雰囲気か伝えることができる)

・職種(Webデザイナー、コーダー、フロントエンドエンジニアなど)

・活動拠点(近場なら面談しやすそうだ、と思ってもらえるということ)

・略歴(普通の履歴書なら職歴欄というのがあります。実際働いていればその経歴をかけますが職歴なしの副業突入を前提としているので、どんな勉強をして、どんな実績を持っていて、とやってきたことを書くということ)

・モットー、理念(誠実さや人間性をアピール)

・自分の強み(自分に頼むとどんないいことがあるかを端的に、自己PR)

・制作スキル(photoshopが使える、html/cssが使える、WordPressカスタムができるなど、どのスキルがどれくらいのレベルできるか実力がどれくらいかをグラフにしている人もいます)

・提供サービス(Webデザイン制作、コーディング実施、WordPress対応などどんな案件に対応できるか)

・制作実績(制作物のキャプチャーとどんなスキルをつかったか、コーディングアピールしたいならテストサーバーにアップしたサイトのURL、どんな点に気をつけて制作したか)

・費用(書いてあれば親切)

・お問い合わせフォーム(なくてもいい)

費用は駆け出しのときは相場観が分からないと書きづらいですが、面談でよく聞かれます。

どれくらいの金額で受けてくれますか?と。

最初は書かないで面談で御社の規定料金に従います、と聞いて相場料金をつかんで後から記載してもいいです。

お問い合わせフォームは正直あってもなくてもいいと思います。僕はフォームを作ったもののこちらからメールしたメールアドレスでやりとりが進みポートフォリオサイト内の問い合わせフォームから連絡がくることは一回もありません。広くWebサイトで公開するなら必要なものですが、副業で直接営業していくスタイルであればなくてもいいですね。

ポートフォリオサイトの作り方

手間がかかる順番に①②③と書きます。

①オリジナルデザインでポートフォリオサイトを制作する

オリジナルデザインを考えて、それをコーディングして、Webサイトにアップする、という方法。

アップできるサーバーとできれば独自ドメインにしたいですね。

メリット:オリジナルサイトになるのでポートフォリオサイト自体が実績となる。
デメリット:ポートフォリオサイト制作に時間がかかる、サーバー、独自ドメインなど手間と費用がかかる

②ポートフォリオテンプレートを利用する

テンプレートは探せば色々あります。

Wix(ウィックス)

Jimdo(ジンドゥー)

が有名ですね。

メリット:簡単に作れて時短になる
デメリット:自分の実績としてポートフォリオサイト自体をアピールできない

③Googleドライブを利用する

GoogleドライブはGoogleが運営するオンラインストレージのことです。インターネット上に色々データを保存しておける、というサービス。僕はポートフォリオ用としてではなくデータ保存用として重宝して利用しています。インターネット環境があればどこからでもデータを保存できて取り出せるのは便利。

制作実績の画面キャプチャーをとって、それをGoogleドライブに保存して「制作実績キャプチャー保存フォルダを共有」すればいいだけ。特定の人にだけ共有機能で対象フォルダを見せることができます。

メリット:制作物のキャプチャーをアップするだけなので簡単
デメリット:キャプチャーで画像が分かるだけなのでコーディングの実績をアピールするには弱い、テストサーバーにアップした制作物があればそのURLを別でお知らせする必要がある

ポートフォリオサイト制作に時間をとられすぎるのもよくないですが、実績が少ない、練習も兼ねたい、ということであればオリジナルでポートフォリオ作ってみましょう。ポートフォリオサイト自体が実績となります。僕はオリジナルで制作しそのデザインがいいからということでデザイン案件をいただいたことがあります。1ページサイトでいいので練習と思って制作するのが僕はいいと思います。練習できる、と思ったら作ってみる、その一つ一つが実績になります。

手順3:問い合わせ用のメールアドレスを用意する

問い合わせ用のメールアドレスを用意する

営業用のメールアドレスを用意しましょう。

自分は、ポートフォリオサイトをWebサイトにアップした時に独自ドメインを利用したので、メールアドレスも独自ドメインにしました。

独自ドメインであればgmailなどのフリーメールを利用するよりも「個人事業」として活動しているイメージをもってもらいやすいです。

フリーメールアドレス:◯◯◯@gmail.com、△△△@yahoo.co.jp
独自ドメインメールアドレス:□□□@xxx.com、■■■@yyy.net

営業メールして面談後は、Chatworkなどのチャットサービスでやり取りを進める会社も多いので独自ドメインである必要性は必ずしもないとは思います、が個人事業で活動を本気でしているんだ!という意気込みは独自ドメインの方があると思います。ポートフォリオサイトを作ってそれを独自ドメインで運営しているのであればメールアドレス取得も簡単なので是非独自ドメインのメールアドレスを作りましょう。

手順4:名刺を用意する

名刺を用意する

問い合わせした後、面談となった場合「名刺」が必要です。制作会社に行って担当者や規模が小さければ社長と会うこともあります。その際、必ず名刺を渡されます。ビジネスですのでこちらが名刺がない、となると常識ないな、、と思われます。簡単なので作りましょう。

名刺に書く必要情報は、

・氏名
・連絡先(電話番号、メールアドレス)
・肩書き(Webデザイナー、コーダー、フロントエンドエンジニアなど)

は最低限必要で

・ポートフォリオサイトのURL

があれば入れておいた方がいいです。

自分は住所は名刺に入れませんでした。案件受注後契約を取り交す時に住所は伝えることにはなります。

 

制作方法としては2つあります。

制作方法1:オリジナルデザインで名刺をつくる
制作方法2:テンプレートを利用して名刺をつくる

制作方法1:オリジナルデザインで名刺をつくる

デザインを自分で考えてIllustratorで制作する、という方法。

デザイナーをアピールしたいのであれば名刺はオリジナルの方がいいです。

テンプレ使うとフリーのデザイナーなのになぜ自分で作らない?と思われる可能性が。練習にもなりますしね。

正直テンプレで良いデザインのものはできますし問題はないですが面談時のネタにできる、自分を名刺でアピールしたい、と思うなら作りましょう。

作り方は簡単です。僕は名刺良品というところで作りました。名刺制作サイトってたくさんありますので、どこも同じ流れです。なので良さそうと思ったところで作ってみましょう。名刺良品の流れでここは説明します。

①会員登録
②「名刺入稿用テンプレート(Illustratorデータ)」をサイトからダウンロードする
③「名刺入稿用テンプレート(Illustratorデータ)」にて名刺デザインを制作する
④デザインができたら、「入稿前チェックリスト」を見て抜け漏れないか確認する
⑤名刺の「用紙」を選ぶ
※名刺の紙の材質なので手触りや質感が気になる人は「無料サンプル」を取り寄せる
⑥入稿する

サイトを見れば上記流れは分かるんですけど箇条書きにすると分かりやすいかと思ったので書いてみました。

ちなみに自分が実際名刺作って、間違えたポイントは、

・「入稿前チェックリスト」をちゃんと見てなかった

→フォント(文字)のアウトラインを作成しないまま入稿してしまった、、

※アウトライン化:フォントは文字情報になり、図形(オブジェクト)情報に変換しないと別のパソコンでIllustratorデータを開いたときに別のフォントに変わってしまったりするので、図形化しないといけない、ということ。

・届いた名刺の紙材質が気に入らなかった

→実物用紙を手にとらないで入稿したら届いた名刺の材質が何かよくなかった(もっとツルツルにしてみたかった)。「無料サンプル」をちゃんともらって確認すればよかった。

参考になれば幸いです。

制作方法2:テンプレートを利用して名刺をつくる

コーディングメインでいくのなら、テンプレ使いましょう。そもそもIllustrator持ってない、ということであれば尚更ですね。

名刺良品も「Aiデータをお持ちでない方 デザインを選んで注文する」からデザインテンプレートを選んで制作ができます。

 

名刺制作は難しくないですし、入稿から届くまで短時間で届くので名刺作ってみましょう。

手順5:アポイントリストを作る

アポイントリストを作る

制作実績、ポートフォリオ、名刺があれば営業開始です。

まずはアポイントリストを作りましょう。アポイントをとりたい制作会社をリストアップする、ということ。

①自分の家から行くことのできる制作会社を検索エンジンから探す(ググる)
②企業規模、サービス内容を見てコンタクトをとるかどうか考える
③エクセルにリストアップしていく

これだけです。

①については、自分が住んでいる街が東京の練馬区だったとしたら、「Web制作会社 練馬区」と検索してみる、ということ。

「パートナー募集」している制作会社もあります。Webデザイナー、コーダー募集している、と書いてあれば話しが進みやすいです。

「Web制作 パートナー募集 地名」で検索するといいです。

自分ができることとその会社がしていることが合っていればリストアップしていきましょう。

②について、企業規模はだいたい100人以下の会社がいいです。100人以上の会社だとスキルレベルの高い案件を対応している(高単価の案件)ので初心者には外注は難しいと思われます。つまり、アポイントをとるのは個人制作会社から100名以下の制作会社がいいのかなと思います。ただ、実際は案件がある企業もあるかもしれませんしスキル次第かもしれませんので一概には言いづらいところですが自分の経験としてはそうかなと。

50企業以上リストアップできればまずはいいですね。

手順6:リストアップした制作会社にメールする

リストアップした制作会社にメールする

テレアポ?いいえ、問い合わせフォームからメッセージ送りましょう。忙しい中電話されても先方に迷惑でしょうし、メッセージだけでも返信してくれる企業はあります。

内容は、

・自己紹介
・今回メッセージを送った理由
・その企業のホームページを見て思った感想、なぜ連絡しようと思ったのか
・経歴
・ポートフォリオサイトのURL
・連絡先(自分のメールアドレス、電話番号)

を書いて送信しましょう。

後は返信待ちです。

僕は最初に70社くらいにメールして実際返信があったのは、10社程度。面談に進みました。

そこから案件をもらえたのが5社です。面談しても案件がいただけない、というのもあります。

副業でやるには5社でも多いです。最終的には、1、2社でも継続的なお付き合いとなればOK。案件重複したらけっきょく断らないといけなくなります。

まとめ:制作会社が発注したい人材像を考える

副業したい、と思っても発注側としては、

・本業と両立できるのか?
・平日日中の連絡は?
・どんな案件を発注できるのか
・納期を守ってくれるのか

と思っています。面談でも聞かれます。ただ、

・細かい案件は外注したい
・不得意分野は外注したい
と考えている制作会社もあります。
自分ができることできないこと、自分の作業スピード、業後にWeb制作に取れる時間、連絡手段をある程度はっきりさせておいて面談に行きましょう。
小さな案件から試してみるか、と思われたらOK。最初は相手の期待値を超える仕事をする勢いで頑張りましょう。(納期早めに出すとか。でも無理しすぎは禁物です、続かないです)
手順6まで進んだら面談に進めてそこから案件がもらえます。これで案件受注!ということです。
面談内容、僕の面談事例については、副業につなげるWeb制作会社との面談手順【実例も紹介】という記事に書きましたので参考になれば幸いです。
有料にはなりますがnoteで僕が0から1にするまでの全工程を詳しく書きました。
制作会社に営業するための「営業メールの作り方」「営業アポイントリストフォーマット」なども盛り込んでます。
実践的・網羅的な内容にしていますのでこれから始めよう、営業方法をもっと具体的に知りたい、という方にオススメ(^^)

【note】スキル実績人脈0のアラフォー男がWeb制作会社に営業して副業収益化した具体的な手順

この記事はここまでです。
副業でWeb制作会社から案件獲得する手順
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