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コーダーとはどのような仕事内容か丁寧に解説します

ユズト
コーダーとはどのような仕事内容なのかコーダー 歴20年の方から話しを聞いて整理しました!
Hさん
Webサイトを制作するためには、HTMLとCSSのコーディングのスキルが必要不可欠です。このHTMLとCSSを記述する職種のことをコーダーと言います。私は独学でHTMLとCSSを学び、趣味でブログの運営などを経験した後、地元の企業のWeb制作部門に就職しました。コーダーとしてトータルで20年の経験があり、企業サイトやECサイトだけでなく、地方自治体が運営する公共のWebサイトなどの制作に携わりました。
この記事を読むとコーダーの仕事内容、やりがい、キャリアアップ方法などが分かります!Web業界に興味がある、まずはコーディングからやってみようかな、そんなことを思っている方に是非読んでいただきたい記事です。

コーダーの仕事内容

コーダーの仕事内容

コーダーの仕事は

  • Webサイトの骨格であるHTML
  • Webサイトのデザインを実装するCSS

を正確な文法に従って記述することです。

WebデザイナーがPhotoshopIllustratorなどを使って制作したデザイン通りに、Webサイトがブラウザ上に表示されるようにHTMLとCSSを記述します。

 

HTMLを記述する時は、デザイン通りにWebサイトを表示させるだけでなく、デザインが持つ情報の意味も考慮します。

例えば見出しの意味を持つ要素にはh1タグを使い、引用部分にはblockquoteタグを使うなど、Webサイトの見た目だけでなく、その意味まで含めてHTMLを記述しなければなりません。

 

HTMLでWebサイトの骨格を作ったら、次はCSSで装飾を行います。HTMLだけではWebサイトは文字と画像の情報しか持たないため、CSSによりHTMLの要素に色や大きさなどのデザインに関する情報を付け加えます。HTMLが裸の体だとすると、CSSは体に着せる服のような物だと考えればよいでしょう。

コーダーのやりがい

コーダーのやりがい

コーダーとしてやりがいを感じるのは、複雑なデザインをシンプルでメンテナンス性の高いHTMLとCSSで実装できた時です。

HTMLとCSSは、他のプログラミング言語と比べて、簡素な文法を持つため、特定のデザインについて、いろいろな方法で記述できてしまいます。そのため、できるだけ読みやすくメンテナンスしやすいHTMLとCSSで記述するために、コーダーは頭を使って工夫しなければなりません。

  • このページのデザインと、違うページのデザインは使いまわせないだろうか
  • もしここの下に新しい文章が追加されたら、どのようにHTMLを書けば良いだろうか
  • ブラウザの幅が想定より狭い場合でも、きれいに表示されるだろうか

HTMLやCSSを記述する時には、このように様々なことを考慮する必要があります。

 

つまり1つのWebページの特定の箇所のデザインだけを見るのではなく、Webサイト全体のデザインを把握して、よりシンプルでメンテナンスしやすいようにHTMLとCSSを記述することが重要です。

 

Webサイト全体で整合性が取れて、かつメンテナンスしやすいHTMLとCSSで記述できた時は、コーダーとしてとてもやりがいを感じます

マークアップエンジニア・フロントエンドエンジニア・Webプログラマーとの違い

マークアップエンジニア・フロントエンドエンジニア・Webプログラマーとの違い

コーダーと同じような職種としてマークアップエンジニアがあります。HTMLを記述することをマークアップと言うのですが、マークアップエンジニアの名前はそこから来ています。コーダーと同じ職種と考えてよいでしょう。

 

フロントエンドエンジニアとはコーダーが担当するHTMLとCSSに加えて、プログラミング言語であるJavaScriptを使う職種のことです。フロントエンジニアになる人はコーダーからキャリアアップするケースが多いようです。

JavaScriptはHTMLやCSSに比べると複雑な文法を持ち、関連するライブラリやフレームワークも数多くあります。そのためHTMLやCSSはコーダーに任せて、JavaScriptの部分を専門的に担当するフロントエンドエンジニアもいます。

 

WebプログラマーはPHPやRubyなどサーバーサイドのプログラミング言語を扱う職種を指すことが多いです。プログラミングの知識だけでなく、データベースやサーバー構築などの高度なスキルが要求されます。

コーダーになるにはどうするのか

コーダーになるためには、まずHTMLとCSSのスキルを身につける必要があります。

HTMLやCSSはWebサイト制作の中でも最も基本的なスキルであるため、もし将来Web制作会社への就職を目指しているのであれば、入社前にはある程度使いこなせるようになっている必要があります。

最近ではインターネット上にHTMLやCSSを学べるオンライン学習サイトやオンラインスクールが充実していますし、書店に行けば関連する書籍も多くあります。まずは自学自習でHTMLやCSSを学び、簡単なWebサイトであれば自力で一通り作れるようになることを目指しましょう。

 

会社に就職するという形であれば、ハローワークなどでコーダーを募集している企業への応募や、転職エージエントを使う方法が主流です。

もしコーダーへの就職を目指しているのであれば、自分でWebサイトを運営して、ポートフォリオを用意した方が良いでしょう。採用者の視点では、口頭でコーダーとしてのスキルを説明されるより、実際の制作物を確認して実力を判断した方がより説得力があるからです。

コーダーの収入について

コーダーの収入について

気になるコーダーの収入ですが、働いている会社や雇用形態、経験年数によってまちまちです。未経験からアルバイトやパートでコーダーの仕事を始めた場合、時給1000円程度からスタートなんてこともあります。

その後、経験を積んで正社員になっても、コーダーとしての平均年収は280万円から300万円程度です。収入を上げるために、JavaScriptのスキルを身につけてフロントエンドエンジニアになる方や、デザインスキルを身につけてWebデザイナーにキャリアアップされる方もいらっしゃいます。

Web制作には他にディレクターやプログラマーなどの関連職種が多いため、コーダーからスタートした人も、何らかの別のスキルを身につけてキャリアアップすることが一般的です。

スキルアップしても同じ会社で収入アップが難しければ、収入の多い会社に転職したり、フリーランスになって独立したりすれば、大幅な収入アップも期待できるでしょう。

コーダーの副業事情

コーダーの副業事情

コーダーに限らず、Web制作業界は副業に寛容な企業が多いので、本業とは別に副業でもWeb制作の仕事をしている人もいらっしゃいます。特にコーダーの仕事に特化した「コーディング代行」という仕事は、クラウドソーシングでも募集の多い仕事です。これは支給されたデザインデータに基づいてHTMLやCSSを記述する仕事です。

コーディング代行の報酬は、1枚のWebページごとの単価で決まることが多いです。具体的な報酬についてはクライアントの予算しだいですが、だいたい1ページにつき5,000円から30,000円程度です。

実際の案件ではHTMLとCSSだけの単純なコーディングということは少なく、

  • レスポンシブに対応したコーディング
  • jQueryのプラグインの導入
  • 簡単なJavaScriptのプログラミング

が要求されることもあります。実装の難易度の高い案件ほど、1ページ当たりの単価が上がる傾向があります。

コーダーの最新の動向と将来性

コーダーが扱うHTMLとCSSはWebサイト制作の基本的なスキルですが、現在でも新しいバージョンのリリースに向けて仕様が追加されています。新しい仕様が決まれば、それに対応した新しいバージョンのブラウザもリリースされます。コーダーはそのような動向へのキャッチアップが必要です。

最近ではNoCodeと呼ばれるコーディング不要のWebサイト制作ツールも流行です。JimdoやWixは特に知られています。HTMLやCSSを必要とせずにWebサイトを制作できるNoCodeはコーダーにとって脅威に感じるかもしれませんが、このような競合するサービスの情報も押さえた方が良いでしょう。

将来もコーダーとしてやっていくためには、新しく登場する技術やツールをキャッチアップして、絶えずスキルを磨いていくことが重要です。そのうえで、これからもコーダーとしてスキルアップしていくのか、別の職種へとキャリアアップするのか選択しましょう。

コーダーはどんな人におすすめの職業か

コーダーの仕事はWebサイト制作の工程のうちの一部分に過ぎません。Webサイト制作にはディレクターやデザイナーなど様々な職種の人が関わります。そのためコーダーは他の制作者と協力して仕事を進められる協調性やコミュニケーション能力が必要です。

またHTMLやCSSはWebサイト制作の中でもスピードが要求されます。高い集中力を持ってスピーディーに実装することが求められます。コーディング完了後にデザインから修正になることもあるため、修正についても柔軟に対応できる姿勢も不可欠です。

コーダーとして自分に求められている仕事を徹底してやり切る覚悟を持ち、他のクリエイターと協力しながらクライアントが求めるWebサイトを制作できる人が、コーダーにふさわしいと言えるでしょう。

コーダーの仕事のデメリットとは

コーダーの仕事のデメリットとして、収入が少ない点があげられます。HTMLとCSSはWebサイト制作の最も基本的なスキルであるため、これだけを武器に仕事をすると、どうしても収入面では頭打ちになります。また毎日HTMLとCSSを書いている仕事というのも飽きてしまうかもしれません。

Webサイト制作にはHTMLとCSSを記述するコーダーの仕事だけでなく、デザイナーやフロントエンンドエンジニアなどの職種もあります。コーダーとしてある程度実績を積んだら、新しいスキルを身につけて、別の高度な職種へとキャリアアップするのが現実的です。

コーダーからのおすすめのキャリアアップ方法

コーダーはWebサイト制作において最も基本的なスキルを持つ職種なので、様々な分野へキャリアアップできます。HTMLとCSSの記述に比較的近い仕事である、JavaScriptによるプログラミングを身につけてフロントエンドエンジニアにキャリアアップするケースが多いです。

またPhotoshopやIllustratorのスキルを身につけて、Webデザイナーになる人もいます。コーダーの仕事はWebデザイナーが制作したデザインをもとに仕事をするのですが、そのような経験から「自分もデザインがやりたい」とデザイナーになるケースも多いです。

コーダーのスキルに加えて、フロントエンジニアやデザイナーのスキルを身につけて仕事ができれば、収入を上げることも可能です。

私はHTMLとCSSのスキルに加えて、PHPを勉強してWordPressのテーマ開発の仕事に従事しました。WordPressはブログを制作するCMS(コンテンツマネジメントシステム)だったのですが、多くの企業サイトの制作にも導入されています。

さらにWordPressのスキルを活かして、Webライターの仕事も始めました。インターネット上にあるメディアの多くはWordPressで運営されているのがほとんどなので、WordPressのスキルは非常に役に立ちます。Web制作をテーマにしているメディアもあり、そのようなメディアではWeb制作で身につけた知識が非常に役に立ちます。

Web業界に興味がある方はまずはコーダーから検討もあり

ユズト
コーダーはWeb制作の土台となるスキル

ユズトです。コーダーという仕事がどのようなことをしているかご理解いただけたかと思います。

WebデザインやWebエンジニアの土台となるスキルであることからもまずはコーディングからやってみよう!と思う方も多いはず。

副業からもチャレンジできるのがコーディングのいいところ♪僕はコーダーのスキルを身につけて副業でコーディング案件とってます。

 

もしこの記事を読んでコーディングプラスアルファのスキルを身につけてみたい、そう思った方は以下の記事を参考にしてみてください。オンライン学習サービスの3コースを比較しています。どれもHTML、CSSというコーディングを学習する内容でプラスアルファ何を学ぶとどんなことができるようになるかが分かる記事です。

テックアカデミーで「副業スキル」習得できる3コースを比較【目的別に整理】

 

 

 

この記事はここまでです。

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