・転職しようと思うけど今の仕事の職種以外にしたい
・転職の時業界も業種も変えられるの?
- 今の仕事と違うキャリアに転換する場合の考え方が分かる
自分の転職経験とこれまで出会ってきた人の転職内容から記事を作成していますので参考になれば幸いです。
4つの転職パターンからキャリアチェンジ方法を整理しました
転職しようと思ったら今と同じ仕事をするのか、今と同じ業界にいるのか、をまず考えるはず。
つまり整理すると転職活動のパターンとしては4パターンになります。
- 1:同業種同職種へ転職
- 2:異業種同職種へ転職
- 3:同業種異職種へ転職
- 4:異業種異職種へ転職
今の会社が嫌になれば1のパターンで転職を考える
様々な業種でも存在する職種(法人営業、経理、法務とか)なら2のパターンで考える
営業嫌だから経理に行きたい、と思ったら3のパターンで考える
全く違う世界でやり直したい、と思ったら4のパターンで考える
ということ。
※これまで副業にフォーカスを当ててブログを書いてきましたが、転職についても記事を書いてみます。
僕自身転職を2回経験していて20代、30代と「働き方に悩んできた」人生です。アラフォー世代は大学卒業時「就職氷河期時代」。僕も最初の就活苦労しました。
そして紆余曲折あり今は本業と副業を両立させるという働き方にひとまずフォーカスしています。
この「働き方」という新しいカテゴリでは
- こんな転職方法もあるのか、こんな働き方もあるのか
というのが分かる内容にしていこうかと思ってます。
こんな転職のやり方もあるのか、こんな働き方もあるんだ、が分かれば今の環境を変えたいと思っているけれどどの方向に動けばいいのか分からない、という人に役に立つ情報になるのでは?と思ってます。
1:同業種同職種へ転職
これは難しくありません。
今の会社がなんか違う。上司パワハラで意見したら評価が下がるというブラックぶり。外資系は給与が上がる。やりたいことが実現できる会社からオファーがきた。など。
じゃあ、同業種同職種転職しようか。という話し。
- 今の仕事内容、実績、資格、保有スキル
これらをまとめて転職活動すれば転職は可能。転職先が自分が求めている条件に合うのか、が折り合いをつけるポイントになります。
自分が知っている事例としては
- 国内メーカー営業→外資系メーカー営業
- ベンチャーコンサルタント→大手コンサルティング会社コンサルタント
- 大手人材紹介会社営業→別の大手人材紹介会社営業
- 国内メーカー研究職→外資メーカー研究職
などがあります。これは事例はいっぱいあるはずなので転職エージェントに聞けば出てくる事例です。
会社を変えることで社風が自分に合うことを期待、収入がより上がることを期待、仕事の幅が広がることを期待、とかです。
2:異業種同職種へ転職
自動車部品メーカーで経理をしていたとしたらIT系企業に転職して経理をする、というようなこと。
職種としては自分に合っているし今後も続けていきたい内容だけども業界を変えることで給与水準をあげたい、などの理由。
専門性が高ければ高いほど転職はしやすいし条件が高くなります。
- 人事、経理、SE、エンジニア、法人営業・・・
公認会計士、税理士の資格を持っていたら事業会社の経理部長に転職、なんかもありますね。難関資格は強しです。
エンジニア、SE、プログラマーだと顧客のシステムを作る制作会社サイドから事業会社のWeb企画運営部署、情報システム部に転職もけっこうあります。事業会社で自社のシステムを企画運用する側になる、ということ。
僕は有形商材法人営業(物売り)から無形商材営業(業務改善とかの提案)に移った経験があります。営業というくくりで同職種。売りに行く相手が大手企業だった、という点が同じでした。
3:同業種異職種へ転職
大手だと社内公募制みたいな社内転職制度がありそれを利用することで職種転換可能だったりします。
ただ、他の会社に職種を変えて転職、というのはその職種の学習をしている、知識がある、ということが前提です。
営業だったけど経理になりたいから簿記の勉強をした、とか。サポートエンジニアだったからその製品の知識は豊富で専門的、だから専門性を活かして営業にチェンジ。専門性がより高い職種への転換は資格を取る、スクールで勉強するなど積極的な学習は必要です。
自分の知っている事例としては
- 営業→商品企画職
- 営業→経理
- 営業→SE
- サポートエンジニア→営業
など。法人営業から企画職はその企画する商品の専門知識を体系だって学習する、とかです。大手企業だとジョブローテーションで営業から経理、とか職種を変えていく会社はありますね。ジョブローテーションがある企業って自分は経験したことがないんですけども色んな職種を経験させてくれる企業って羨ましいな、と思ったことあります。
スクールに行って勉強して転職する、社内転職制度で職種を変える、ということで実現させます。普通に転職エージェントに相談しても未経験職種を紹介してくれることは期待できません。中小企業であれば社内公募制がないのが普通なので専門知識を学習してそれをアピールして転職になります。
4:異業種異職種へ転職
20代前半で入社3年以内の人はこの選択を取ることが多いはず。自分が思っていた仕事じゃなかった。実際やってみると違った。他の働き方がいいと思った。など。
事例としては、
- 法人営業→SE(第2新卒転職)
- 法人営業→メーカーエンジニア(第2新卒転職)
- 法人営業→地方公務員(公務員試験を20代中盤で挑戦)
- 法人営業→小学校教師(教員免許を社会人になって取得)
- SE→経理(経理系システムを扱っていた経緯で経理へ)
- SE→整体師(専門学校に行って)
- 人材紹介営業→事業会社の人事(転職エージェントを活用して)
- 事務職→看護師(20代後半で夜間の専門学校に行って)
- 事務職→Webディレクター(20代後半でWebデザインスクールに行って)
- 空間デザイナー→Webディレクター(20代後半でWebデザインスクールに行って)
- ホテルマン→食品卸商社営業(転職エージェントを活用して)
似たような業界にいて職種を変えるのは転換しやすいですね。人材紹介営業→人事とかは普通に転職活動して特に資格取得などせずに転職できた(20代中盤)らしいです。
専門学校に行きなおす人は多いです。僕はWebデザインスクールに通いましたが20代後半の人が多かったことからもキャリアを変えたいという人は多いんだな、と思いました。
最初に選んだ会社でずっと続ける人ももちろんいます。が、なんか違う、他の会社行っても仕事内容同じだろ、と思って全く別のキャリアを選ぶ人も数多くいます。
弁護士資格に挑戦で退職する人もいましたね。
転職と年齢
年齢は重要です。自分がずっとこの仕事を続けたい、と思える仕事に出会える年齢が若ければ若いほどキャリアも積み上がっていくので有利なのは当然。
- 新卒3年以内→第2新卒(異業種異職種転職も問題なし)
- 20代→未経験採用もいける(資格取得、スクールに行くなど努力をアピールすればOK)
- 30代前半→職種を変えずの転職が有利(給与アップなど)
- 30代後半→マネジメント経験を問われだす、マネージャー採用
一般的にこんなイメージ。
仕事で悩んだとき会社の問題、人間関係の問題ならば他の会社へ同職種転職はスキルが積み上がっていれば難しくはありません。
ただ職種がそもそも合わない、となればこれは早いほうがいい。
僕が知っている異業種異職種へ転職の事例として20代後半で看護師免許取得、学校教師転職というのはあります。
30代から異職種に転職というのはちょっと考えてしまう年齢です。エンジニアは30代前半でキャリアチェンジというのはあります。Webデザインスクールでも30代前半の方が無事Webデザイナーに転職していました。30代前半はまだいける。
30代後半からはこれまでのキャリアが問われてくる年齢です。マネジメント経験を面談で問われてきます。フリーのWebエンジニア講師に会った時は給与水準落としても転職して実務学ぶのもあり、と言われましたが家庭を持って住宅ローンがあったりする30代後半にはちょっと考えてしまう。
僕もそうでしたが20代後半あたりにキャリアを考え直す人が多いのは間違いないですし動くチャンスでもあります。
仕事は3年間続ける必要があるというのは本当か
自分がなりたい仕事がフワッとしていて今の仕事は合わない、と思っている人が誰かに相談すると
と言われたりする場合がありますよね。
僕の経験からいうと、3年以上営業経験をしてしまったら転職エージェント行くとまた営業職勧められます。転職エージェントも商売なので転職させやすく給与も上がりやすいのが同職種転職なわけでそれを勧めるわけです。
自分も最初の会社で3年以内で退職した同期は多かったですけどほぼ全員別の業界業種にいきました。
ただ20代なら未経験採用募集も多いので転職エージェント活用せず企業ホームページや知り合いの紹介で職種を転換させることは可能。自分で色々探す必要がありますけども自分次第で探せるし職種転換十分可能。第2新卒に比べると勉強しているかどうかはより厳しく見られるのでスクールに通う、資格を取る、などの努力は必要です。
Webエンジニア、Webデザイナー系のスクールは20代後半の人は多いですね。
年齢が上がってからの職種チェンジ
20代の職種チェンジは転職エージェント任せにしなければ難しくはないです。
- 専門学校に行く
- 希望する会社で働いている知り合いを見つけて相談する
- 直接会社ホームページから応募する
- 公務員試験とか試験を受ける
とかで転職できます。
じゃあもっと年齢が高い人(30代後半くらいから)は?の事例をあげてみます。
すでに持っている専門性が活かせる職種に転職
職種に専門性が尖っていればそれを活かして営業職をしたり社内業務システム構築者として異動できたりできます。
キャリアと専門性を棚卸ししそれが活かせる会社を探すと別の職種が見つかったりします。
キャリアをずらして専門性を並行して身につける
と職種チェンジした人がいます。
自分のキャリアを活用して
- 職種は同じで業界をずらす→その業界内の専門職へ転換する
ということをしたということ。
そういう人は
勉強しまくり
です。キャリアをずらしながら専門性を身につけていくというのは常に勉強しながら新しいスキルを身につけている、ということ。
業界を変えるのであればその業界の知識を身につけ、専門性を得るためにスクールに通い資格を取り、ということをしていました。自ら学びキャリアを掴み取る、この人は40歳過ぎて新しいスキルを勉強し職種を変えてかつ収入をあげています。
マネジメント経験を活かす
部下を抱えてマネジメントした、という経験があれば職種が違えど管理職として採用される場合があります。
自分の生き方を見つける
ただ、収入の増加だけが働き方ではありません。収入が下がったとしても
30代後半で農業へ、40歳から地方移住、整体師など手に職の道
という選択をとる人はいます。生き方を見直して方向修正するということ。
まとめ:キャリアチェンジは若いか専門性があるか自分の生き方が見つかったか
まとめると転職パターンは4パターンあります。
- 1:同業種同職種へ転職
- 2:異業種同職種へ転職
- 3:同業種異職種へ転職
- 4:異業種異職種へ転職
職種を変えるのであれば若い方がいいし、年齢が上がってからであれば今までのキャリアを活かして、かつ勉強して職種をチェンジしていくことも可能。資格がある職種であばその資格を取ることで職種転換も可能。専門学校がある職種ならそこへいく。専門スキルを身につける努力=勉強をしないとキャリアチェンジの意欲すら伝わりません。
キャリアをずらして転職をしていくと収入が落ちにくい。
以上が転職でキャリアを変えるときの方法です。
若ければ若いほどポテンシャルで採用の可能性が高く、年齢が上がれば専門性を問われ、より上がれば(30代後半くらいから)マネジメント経験を問われる。
年齢で言うとこんな感じ。
でも生き方として自分はこんな生き方をしたいんだ!と思い立てば年齢関係なくその道にすすむ。
ここで伝えたかったことは
- 異業種異職種でも転職できてる人いますよ
ということ。今の仕事・会社に行き詰まりを感じている人の視野が広がることを意識してこの記事をかいてみました。
自分は最初大きな金額の取引をして企画とかしてみたい、というなんとも曖昧な動機で商社系の法人営業職としてキャリアをスタートさせました。なんか取引大きいとプレゼンしたり大手の会社出入りできたりカッコいいような感じするじゃないですか。
確かに念願は叶ったわけですが、
同じ会社でも部署によって待遇は違うし、職種によっても働き方が全く違う。もちろん違う会社に行けば前の会社の常識が非常識なんてことは普通にある。
自分が仕事に悩んでいたときに他の働き方、他の世界の常識を知ることができたら良かったのに、と思います。
全く違う世界の働き方を知るということは自分の可能性を知る、ということ。
営業楽しいよ、仕事ってこんなもんでしょう、と言っている人が多い環境の中で働いていたとして、自分は楽しくはない、と思ってたとしたら地獄。人と自分は違います。自分は自分に合った環境があるはずだがそれを探しきれない自分もいる、ということ。
だから人の可能性が広がる記事を書けたらなぁ、と考えてます。
この記事はここまでです。